
ヤマハは、人気のフルサイズ原付二種レトロ「XSR125」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして4月16日に発売すると発表した。また、ローシートとローダウンリンクを組み合わせたアクセサリー装着車「XSR125 Low」も同時発売する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
渋系のダークカラーにメタリックの輝きも
人気のフルサイズ125ccスポーツヘリテイジ「XSR125」にニューカラーが登場した。従来のライトブルーとレッド、ホワイトメタリックが廃止され、代わりにブラウンとシルバーが登場。往年のミッドナイトスペシャルを思わせるブラックメタリックは継続販売で、全3色ラインナップとなる。嬉しいのは、このご時世に価格据え置きになることだろう。
新色のシルバーは、トーンを抑えたボディ色とマットブラックを組み合わせ、ブラウンは1970~80年代のヤマハスポーツ車をモチーフにしたラインを燃料タンクにあしらっているのが特徴。いずれもクラシカルな雰囲気が漂っている。
YAMAHA XSR125
また、新たに「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」が追加されたのも朗報だ。ノーマルのシート高810mmは初心者や小柄なライダーには少し高めだったが、このパッケージはシート高が約30mm下がると言い、実質的にはシート高約780mmと見なすことができる。
XSR125 Low のパッケージ内容は、XSR125をベースに、約10mmシート高を下げるローシート、リヤサスペンションのリンク長を変更することでシート高を約20mm下げるローダウンリンクを組み合わせたもの。装着は購入時に取り扱い販売店で行われ、車両価格は+2万2000円だ。
ちなみにローシートの単体販売は行われず、ローダウンリンクについては単品8250円だが、後から装着するには別途工賃も必要になる。
XSR125 のカラーバリエーション
XSR125 Low
XSR125 Low
XSR125 のスペック
車名 | XSR125 |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BJ-RE46J/E34LE |
全長×全幅×全高 | 2030×805mm×1075mm |
軸距 | 1325mm |
最低地上高 | 170mm |
シート高 | 810mm |
キャスター/トレール | 25°30′/88mm |
装備重量 | 137kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 124cc |
内径×行程 | 52.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.2:1 |
最高出力 | 15ps/10000rpm |
最大トルク | 1.2kg-m/8000rpm |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 10L(無鉛レギュラーガソリン指定) |
WMTCモード燃費 | 49.4km/L(クラス2、サブクラス2-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 110/70-17 |
タイヤサイズ後 | 140/70-17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 50万6000円【XSR125 Low=52万8000円】 |
色 | 銀、茶、黒 |
発売日 | 2025年4月16日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型原付二種 [51〜125cc])
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
LCDメーターがTFTにグレードアップ、外観も一新! リーニングマルチホイール=LMW採用の原付二種スクーターとして独自の地位を築いているヤマハの「トリシティ125」が欧州でマイナーチェンジ。最新YZ[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
2025年秋以降に登場予定の最新ハイブリッドスクーター レトロポップなスタイリングの原付二種スクーターが、市販予定車として大阪モーターサイクルショーに登場した。その名も「Fazzio(ファツィオ)」は[…]
徳島藍染に昭和プリン、千草に霧桜だと?! ヤマハモーター台湾は、レトロポップな125ccスクーター「ビノーラ」をモデルチェンジ。「Newtro Fashion(ニュートロ・ファッション)」のコンセプト[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
”XSR900”の登場によりカジュアル寄りに回帰 2024年モデルまでのXSR900は、初代モデルに対し“レーシングヘリテイジ”を標ぼうすることで1980年代のレーシングマシンカラーをまとい、走りもス[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
渋系のダークカラーにメタリックの輝きも 人気のフルサイズ125ccスポーツヘリテイジ「XSR125」にニューカラーが登場した。従来のライトブルーとレッド、ホワイトメタリックが廃止され、代わりにブラウン[…]
XSR900 GPの登場によりカジュアル寄りに回帰したXSR900 ヤマハは、クロスプレーンコンセプトの888cc並列3気筒を搭載するスポーツヘリテイジ「XSR900」をマイナーチェンジ。ライディング[…]
人気記事ランキング(全体)
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
最新の投稿記事(全体)
シリーズ第6回は「小回り&Uターン」。ボテゴケ体質を改善だ! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材など、公道安全運転[…]
夏の避暑地としても人気の山中湖エリア 山梨県南都留郡山中湖村に位置する山中湖は、東京からもっとも近い森と湖のリゾート地として人気だ。富士五湖の中でもっとも富士山に近く、湖越しに望む雄大な富士山の姿は圧[…]
バイク駐車場の拡充に取り組む千葉市 千葉市内には6区で50の鉄道駅がある。中でも千葉駅は千葉県の中心駅として、JR東日本の在来線6線と京成電鉄、さらに千葉都市モノレールが乗り入れている。 都心や成田空[…]
州知事や政府関係者のほか、従業員も参加し祝う 四輪車はもちろん、ビジネスジェット機でも知られ、最近では再使用型ロケットでも話題のホンダ。その始まり、つまり「祖業」は二輪車にある。 スタートは自転車用補[…]
2024年モデル概要:XSRらしさを受け継いだ末弟 海外で先行して展開されていたXSR125の国内導入が明かされたのは、2023年春のモーターサイクルショーでのこと。発売は同年の12月8日だった。 X[…]
- 1
- 2